公演情報

MOA美術館 春公演

「半蔀」
「半蔀」
京都、北山の雲院林に住む僧が「夏安居」(九十日間籠る修行)の勤めに立花の供養を行います。そこへ若い女が現れ、一本の白い花を供えるので住僧は不思議に思いその女の名を問います。女は五条あたりに住んでいるとだけ言い残して花の陰に姿を消してしまいます。 僧が五条を訪ねると、蔦の茂る古びた家に白い夕顔の花が咲いています。家の半蔀の奥から現れたのは、かつて光源氏と深い契りを結んだ夕顔の亡霊でした。夕顔は源氏との恋の想い出を語り美しい舞を舞います。夜明けが近づくと、夕顔は僧に弔いを頼み、半蔀の奥へ消えてしまいます。 この曲は『源氏物語』「夕顔」の段に取材したもので、可憐な夕顔の花の美しさとはかなく逝った夕顔の君のイメージを重ねています。僧の夢の中の出来事で、夢幻的な花の精の美しい舞がみどころです。

日時

2023年5月13日 (土)
13:30開演(12:30開場)

会場

MOA美術館 能楽堂
〒413-8511 静岡県熱海市桃山町26-2
TEL 0557-84-2511(代表電話) FAX 0557-84-2570

番組

演目:能 宝生流「半蔀」立花

チケット料金(税込)

全席指定
SS席 一般 8,000円/友の会 7,000円
S席 一般 7,500円/友の会 6,500円
A席 一般 5,000円/友の会 3,500円
B席 一般 4,000円/友の会 2,500円